ロドリゴ

調子がいい日はブログを書きたくなくなり、調子が悪い日こそブログを書きたくなる。

つまり、ブログはいつも調子の悪いものなので、調子のいい自分があとで見るとがっかりすることが多い。

なので、調子がいい今日ブログを開いてみたはいいものの書くことが一つも生まれない。しかし、生まれないことで調子が悪くなりそうなのでブログが書けそうな気がしてきた。よっしゃやってみるぞ。気合いを入れたら調子が戻ってきた。ブログが書ける気がしてた自分は明後日の方向に消えて行ってしまった。

こんな感じで結局ブログを書くんだろと嫌な自分が一昨日の方向から訴えてくる。日にちボケを続けるパターンは見え見えですよとyahooのしょうもないコメント欄は無視して、ロドリゴの家へ向かう。ロドリゴは来月、25歳の誕生日を迎える3つ下のいとこで、自分は彼から3つ上のいとこになる。現在24歳だが、あと1ヶ月したらアラサーの仲間入りだ。名前はロドリゴという。アルゼンチンと南米はアンデス山脈そびえるアルゼンチンとのハーフだ。

公用語スペイン語で、最初に覚えた言葉は「¡Buen viaje!」だという。意味は全くわからない。ただ、前後の文脈的に「面目無い」という意味だとわかった。奇しくも自分と覚えた言葉、骨折した箇所が同じな彼に共感を覚え、最高の友達となった。昨年の冬にはモザンビークで35泊37日過ごした。その時に2泊分少なかったことを反省しているが、ロドリゴは一向に許してくれない。

彼は音楽が好きだ。暇さえあれば歌い、暇じゃなくなれば歌わなくなる。そんな彼に一度自分の好きなミュージシャンのライブに誘ったことがある。彼はとても喜び、20分遅刻して会場に来てくれたのだが、ライブ中彼はずっと歌っていたのだ。初めは、客に歌わせる系統の曲で普通にハモッているだけかと思ったが、バラードでも歌っていたので間違い無いと思う。違う曲歌ってたし。ただ、ライブ中盤、前の空いた席に黒髪ロングの女性がやって来た時歌わなくなったのは、腹が立った。彼がたっていたのは違う場所だが。そんなロドリゴに叱っても、彼は笑顔で「¡Buen viaje!」と言ってくる。

そんなロドリゴはなんと来月、25歳になる。