家③

今週のお題「お弁当」

病院とイギリスのメシはクソまずい。と昔はよく言ったものだが、今でもよく言える。だからきっとイギリスの病院メシは地獄に違いない。それに比べれば自分は大したことない。半地獄と割り切るが、もう半分は天国ではないのが地獄である。ということはもう四捨五入で地獄である。そんな自分にも女神がいる。ジャンヌダルクがいる。マリリンモンローがいる。そして今、目の前に卓球のレフェリーがいる。マリリン達は帰ったようだ。

妻の作るお弁当は格別で特に美味いのが白飯なのである。ここで、研いで家電に任して炊くだけなので誰がやっても変わらないと思っている人の考えをわざわざ改めさせていては朝から昼になってしまうのでゴメン控える。

妻の作る白飯は今までの自分の食事の概念を覆すものとなった。具体的に言うと、白米に対して、野菜炒めや肉、魚料理をおかずと呼んでいたがそこが逆転したのである。白米がもはやおかずになったので、白米後に従来のおかずをかき込む形に変容したのである。今では白米側をバウンドさせて食べているし、焼肉に行くと、ライスを焼いて先に食べる。つまり、嫁の炊いた米の旨さに焼肉店からオファーがかかったのである。ライスのみの。

そんな、ある交通事故により病院で臥せる自分に送られる妻の白米弁当は今日も誰より長けている。米だけにっ。ブンブンッ🏍